2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

続:政治家の発言に思う〜一刀両断の誘惑

件の政治家さん、辞任との情報もありますが。今回の発言の裏には、「一刀両断」への誘惑があるように思えます。つまり、「これこれはこういうものだ」という、一種の割り切りを格好良く思うメンタリティです。一刀両断も、事実を知り、洞察し、その上でその…

政治家の発言に思う

このブログですが、基本的に政治的なことは書くまいと思っているのですが、最近ある政治家の発言には思うところが多々あったので書いてみます。氏の発言には、「単一民族」「成田空港のごね得〜戦後教育の問題点」「学力と情実と日教組」の3点があるようで…

金融再編に思う

筆者これでも学生時代に経営財務、いわば現在の金融工学の走りのようなものを学んでおりました。いろいろな理論がありまして、その中には、後にノーベル賞を受賞したものもいくつかありました。 でもねえ、そうした理論でもって当時の日本の株式市場を分析し…

アヒルの水かき

筆者の住んでいるところでは先週よりひどく寒くなり、すでに朝晩は5度くらい、日中でも10度ちょっとになっています。日本ではまだまだ暑いようですが、こちらではみなジャンパーかコートをはおっています。どうも、もう一回くらいは暖かくなりそうな予想…

宗教というものを実際に見ると

ヨーロッパにいると、観光の目玉いまず教会が入ってきます。実際、ヨーロッパって、それほど風光明媚ではないので、つい建物中心の観光になり、そうすると教会ははずせない、ということになりますね。まあ、いわゆる観光地でなくても、ヨーロッパって教会に…

何を「指摘」?

気になる、というか嫌いな言葉の一つに、「指摘」があります。いや、言葉自体に責任はないんですが、使う人が余りに無神経なので。 筆者の感じからすると、指摘ー指し示すことーというのは、人が気がつかないことを気づかせる、というニュアンスがあるように…

強制収容所というもの(その3)

脈絡無く書いていますが、まあお付き合いのほどを。以下補遺のようなものですが。マイダネク収容所はポーランド東部にあり、ナチスが証拠隠滅をする暇なく接収できたことで、非常に保存状態がいい、つまり犯罪性がわかりやすい収容所として知られています。…

強制収容所というもの(その2)

収容所には、ロマ人とか犯罪者とか同性愛者などがいろいろな人たちが収容されましたが、やはり右代表はユダヤ人でしょう。しかし、ユダヤ人といっても、同一じゃない。まず、ユダヤ人の中でも意識したユダヤ人、つまりユダヤ教徒として過ごしてきた人もいれ…

強制収容所というもの(その1)

日本出張やその後のばたばたですっかり更新がお留守になってしまいました。ブロガーとして失格ですね。まあ、無理せず、長続きを目指したいとは思っています。さて、ヨーロッパに住んでいると、旧ナチスの強制収容所を目にする機会が多い。筆者も3箇所ほど…