2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

最近ちょっと驚いた2つのこと

最近読んだ本から、ちょっと驚いたことを2つ。1、ミイラとりがミイラに なんて、よくいいますが、日本ってミイラの本場でしたっけ。確かに、出羽三山周辺を中心として、即身仏があるのは事実ですが、取りに行くものではないですね、かねがね、違和感があっ…

人とスペースー希少度の違い

ヨーロッパにいますと、いやでも土地の広さを感じます。スイスや北欧はともかく、一般的には平地が多いですよ。例えば、国の名前自体が「平地」という意味のポーランドなんか、面積は日本の8割ですが日本の平地率が2割とすると平地だけでは日本の4倍あるこ…

帰るべき自然の有無―雪斎先生の論に寄せて

雪斎先生は私淑している、というか常にブログをチェックさせていただいている方の一人です。氏の最新のエントリーにはこうあります。>日本人には、「ヨーロッパ―キリスト教ー一神教」、「日本―八百万の神々ー多神教」という理解があるかもしれないけれども…

荘厳と滑稽のあいだ

荘厳と滑稽は紙一重なんて言いますね。 確かに、乙にすました雰囲気が、何らかのきっかけ(失敗)によって滑稽に転化してしまう例は枚挙にいとまがありません。 荘厳が滑稽に転化してしまうのは、一つには、「人間臭さ」を表わしてしまうからですね。こんな…

良質なジャーナリズムの必要性〜「派遣切り」・裁判員騒動に思う

派遣や非正規労働者の「解雇」の話題が相変わらずマスコミをにぎわしているようです。確かに、大量の削減が耳目を集めやすいのは事実でしょう。しかし、筆者にはとても不思議に思えます。なぜなら、今日の事態は、製造業の派遣とか非正規労働の法制の緩和に…

国際化度のリトマス試験紙

人それぞれ、人、あるいは組織を評価する基準を持っているかと思いますが、筆者もいくつかあります。今日は「国際度」を計るリトマス試験紙のいくつかを。まず、町の略称をどう呼ぶか。ロスアンジェルスを大半の日本人は「ロス」なんて言いますが、アメリカ…

草食系はいつ終焉するか

最近の消費動向が「草食系」などと呼ばれることがありますね。ぎらぎらした欲望でなく、つつましい消費。 例えば、家や車を所有するのではなく、タイムシェアや貸家を利用する。海外旅行に行く人もずいぶん減っているようです。特に若者が。焼酎や発泡酒で済…

「おくりびと」を見て

新年から縁起でもないと思われるかも知れませんが、日本からヨーロッパに戻る飛行機の中で、本木雅弘主演の「おくりびと」を見ていたもので、つい。また、葬式のときは、人生の素晴らしさをしばしば感じる性分でもあります。さて、その「おくりびと」ですが…