マニアックフィンランド紀行(3日目)

3回目の朝食だがなぜかすごい人。チェックウト後バスで空港へ。そこから600キロほど北のロバニエミに。ここでオーロラを見るツアーを予約してあるが、過去の結果が出ていてそれによると少しでも見える確率が半分程度で本当にきれいに見えるのは1割くらいらしい。ロバにエミの空港に着くと「サンタクロースの公式空港」などと書いてあり、ボーディングブリッジの下にもサンタの等身大人形が。バゲージクレームのターンテーブルの真ん中ではトナカイがサンタのそりを引いているし。
厳しい雪景色の中、ミニバスで市内へ。しかし、ホテルに入ると早速ツアーバスキャンセルの表示が。まあ仕方ない。
時間が厳しいのでタクシーでサンタクロースビレッジへ。予想していたが本当にただの商業施設。特にサンタとのツーショット撮影なんかは、自分のカメラは一切使えず、写真を買うしくみらしい。ただ、「郵便局」ではサンタからの手紙を送るサービスがあり、多数の日本人を見かけましたね。その他、トナカイのそりに少し乗るアトラクションとかありましたが、驚いたのは持っていったガイドブックよりも施設がかなり増えていること。
そこからバスでサンタパークへ。ここは岩山をくりぬいて作った元核シェルターの中にあり、入口からパークまでトンネルを200メートルほど歩くことになります。実はホテルのフロントでは子供用の施設なので薦めないと言われていたんですが、核シェルターを見たくて来たようなものです。それにしてもパーク自体はそれほど広くもなく、またアトラクションやショーもちゃちで子供でも楽しめそうに無い、それでいて入場料はしっかり取っていましたね。まあ、気が済んだというところです。
で、帰りですがこのパーク非常に便が悪く、また時間も余ったため先ほどのビレッジまで2キロほど歩くことに。気温は零下10度ほどで全くの夜でしたが、車道から少し離れた側道ながら街灯もしっかりしていて、なかなか快適な散歩。ただ途中で狼が出たらどうしようかとちょっと気になりましたが。
ビレッジのメインの建物に戻ってふと見ると床に北回帰線の表示が。今頃でしたが、このビレッジ、北極圏との境界だったんですね。またパスポートに0.5ユーロで北極圏に入ったことを証明するスタンプを押してもらう。
帰りのバスは満員。中にスーツケースを抱えた日本人の家族連れあり。多分空港からビレッジに直行し、オーロラツアーに行く計画なんでしょうがお気の毒でした。自分も一緒ですが。
予想よりも早くホテルに帰ってきたのでサウナに。思ったより低温でしたが焼き石に水をかけると蒸気で途端に蒸し暑くなる。一緒になっていたのはでぶでぶのロシア人たち。まだ若そうなのに。
夕食はホテルのレストラン。トナカイを前菜で再度試すと今度はなかなかうまい。しかし、ロシア人の子供多し。まあ、ここは子供連れ向けの観光地なんですね。