英語は非ネイティブに限る

いつか書きましたが、英会話というもの、永遠の商売ネタですよね。

まあ、日本人の英語べたというもの、そもそもの言語体系が全く違うのでしょうがない部分はあるでしょう。また、日本における英会話熱というもの、一種のファッションの部分があって、「私は外国人について勉強している」という気分で満足している層って結構多いように思います。ですから、破綻したNなど、とにかく白人であればかたっぱしから声をかけて講師にしていたというもっぱらの噂でしたし。これって、キリスト教式(あくまで「式」ですよ)結婚式に似非白人牧師が登場する風景とも重なりますね。ですから、本格的な英語習得がなかなか進まないのも仕方が無い部分があります。

それはさておき、ヨーロッパにいると案外英語を使うことに苦痛がありません。別に筆者が英語が達者なわけではなく、要は向こうもネイティブじゃないからなんですね。まあ、フランス人の英語は長く聞いていると鼻濁音のせいか眠気を誘われますし、イタリア人のそれは極端な巻舌でしばしば辟易とさせられますが、一番わからないのがイギリス人の英語です。まあ、彼らも、日系企業に勤めているわけで、それなりにデフォルメしているようには思いますが、それにしてもわからない。

「英語がしゃべれる」というと、つい、ネイティブとよどみなくしゃべるイメージがありますが、世界の大多数の地域ではそんなに複雑な英語は通じませんし、むしろそれで十分かと。
ですから、日本人も、ネイティブを先生にするのではなく、まずは非ネイティブと話したらどうでしょうか。自信もつきますし、はるかに上達が早いですよ。

このアイディア、どこかで実現しませんかね。