通貨価値

最近のように通貨の価値が激変すると、貨幣の価値というか金銭感覚がおかしくなってきますね。
丁度、一昨年くらいに、ロンドンの地下鉄が初乗り1000円ということでかなり騒がれましたが、あれって、ポンドが250円くらいの状態でした。今は、半額近くに下がっていることになります。

ただ、日本人はつい、円に換算してしまうんですが、もう一つ大事なのは、それぞれの国の人の感覚ですね。
感じとすると、それぞれの通貨は大体日本円では100円くらいじゃないでしょうか。ポンドでも、ユーロでも、北欧の諸通貨や、あるいはマイナーですがポーランドズロチなんかも。まあ、チェココルナのような、4円くらいの通貨は10円でしょうがね。

こう考えると、ポンドが高かった当時のイギリスの生活もまともでしたね。地下鉄の場合も、400円くらいになりますし、実際にはプリペイドカードを使う人が多いので、もっと割安でしたよ。

また、現地の人と話すときにもこういう金銭感覚は大事ですね。というのは、円換算して変に「高い」「安い安い」というと、非常に奇異に思われるか、反感を買いますね。そりゃ、例えば物価が安けりゃ給料も同じように安いわけで、今なんか、東欧あたりの月収は日本円換算すると数万円程度でしょう。

ですから、物の値段を見る際にも、実際の円換算と100円換算の両方を使うように心がけています。いや、本当に。そうでないと、いつまでも旅行者から脱却できないでしょうから。