間の悪い話

その1)
昔、テレビの日曜洋画劇場かなんかで「ガンジー」をやっていました。非暴力に徹したガンジーが最後に凶弾に倒れ、テロップとともに静かに映画が終わります。解説者もさすがにしんみりと、ガンジーの偉大さと暴力への怒りを込めたコメントで締めます。

で、一転、「それでは来週の予告編です」
その刹那、「ダダダダ」と機関銃の乱射シーンが。
「さあ皆さんお待ちかね、戦争アクション巨編の○○です」
・・・・。

その2)
自動車通勤をしていたある朝、いつものようにFM放送でクラシックを聞いていたら、何やら怪しげな音楽が。これってもしかして・・・
で、演奏終了後、アナウンサーが。
ベルリオーズ作曲、幻想交響曲から『死刑台への行進』でした。これで、朝のクラシックを終わります。皆様、今日もさわやかな一日でありますように」
・・・・。

うーん、本人たちはまじめにやっているんでしょうが、逆に大真面目なだけに余計に笑えてしまいます。

よく、荘厳と滑稽は紙一重なんて言いますが、どちらも予期せぬツボはずしという意味で、これなんかその系統でしょうね。

ケネディが、「演説の前に考えるのは何ですか。ジョークですか、聖書の一節ですか」と聞かれて答えるには、
「いや、ただズボンのチャックがちゃんと閉まっているか確認するだけですよ」
さすが分かっていますね。
けだし、名言というところでしょうか。