キイボードに代わる入力手段の可能性

最近、更新をさぼっていました。別に体調が悪いわけじゃないんですが、いろいろ忙しくて書くのが億劫になるときがありますね。

一つは、日頃仕事でパソコンばかり使っているので、打つのが飽きているという面があります。筆者の趣味である料理なんか、やっているとほとんど苦痛を感じないんですが、好きであるのと同時にやはり普段やっていないことをやっているからでしょうね。毎日のおさんどんとなると苦痛を感じることでしょう。

しかし、大きな原因は筆者、キイボードが苦手であると言うことがあります。書きたいことはあっても、キイボードへの入力が遅く、また打ち間違いがかなりあってストレスが溜まります。ブラインドタッチが出来る人は本当にうらやましいですね。ちゃんと訓練しておけば良かったと思うことしきりです。

しかし、このキイボード、実はわざと打ちにくく作ったという話を昔聞いたことがあります。今のキイボードはもちろん昔のタイプライターの配列そのままなんですが、当時の機構の限界から多く打つ文字をわざと離したとか。ウィキペディアを調べてみると決定的な説は無いようですが、打ちやすく出来ていないという点は確かなようです。

というわけで、筆者がストレスを感じるのも満更根拠レスでもないようですが、代替手段はありうるんでしょうか。
すぐに思い浮かべるのは音声入力ですが、どうでしょうか。どうも、「書く」という行為と「発声」という行為はちょっと違うんじゃないかと思う節があります。というのは、書いて(打って)いると、いい意味の「筆のすべり」を感じるときがあります。これって、多分書くことのリズム感から来るように思うんですよね。もちろん、しゃべる際のリズムもありますが、どちらかというと聞き手との相乗効果での「すべり」と思うんですね(世の中の大半の失言はこれじゃないでしょうか)。しかし、ひとりでしゃべっていて「すべり」は期待できないでしょうね。

でも、未来の社会とかいって、皆がキイボードに向かっているというのはちょっといただけませんね。もちろん、携帯の親指入力も同じですよ。本当は考えていることをそのままデータ化してくれるような技術が出てきてくれるといいんですが。でも、そうなると、思想の取り締まりに利用されそうで、これはこれで怖いですね。

何だかんだ言って打ってしまいました。うん、うらみつらみを吐き出すのが一番のストレスのない入力だったりして。