2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

現在に生きる「歴史」

筆者は一種の歴史マニアである。前にもこう書きましたね。筆者の歴史の勉強は、ひとえに中央公論社版の「日本の歴史」「世界の歴史」につきます。一体、この42冊に出会ったことで筆者の人生は変わりましたね。だからといって、歴史学者になったわけではあ…

日本の隠れた財産

ヨーロッパに住んでいると意外な日本の財産に気づくことがあります。よく、日本からのお客さんがお土産を持ってきてくれますが、それがお菓子の場合、大抵はスタッフに分けるように、秘書に頼んでしまいます。その際、必ず秘書が感嘆するのが、日本のデパー…

存在することへの違和感

どうも、我ながら変なタイトルですが。ヨーロッパに住んでいて、いろいろな町を訪れると、ある意味、そのワンパターンに驚くことがあります。要するに、旧市街の広場と市庁舎と教会ですね。広場も、古くかつ大きな町になると二つありましてね。大きくて市庁…

再び現実を知るということ

前に現地現物について書きましたが、続きをもう少し。現地現物がなぜ口酸っぱく言われるかというと、どうしてもデータに頼ってしまう傾向が人間にはあるからです。というより、データでわかったつもりになってしまう。問題の一つは、データ採集がどのように…

風観羽さん江

風観羽さんは筆者の尊敬する方の一人である。彼の、7月20日の記事については感じるところが多々ありました。まず、灰色の男たちについて。筆者にとっては、「疎外」という言葉が浮かびますね。学生時代の社会思想史の講義のキーワードが疎外でした(ちな…

現実というものの凄さ

筆者の好きな言葉に、「現地現物」というものがあります。まあ、「百聞は一見に如かず」と意味的には一緒ですが、これが良いのはフットワークがビルトインされていることですね。つまり、実際に体を動かせと言っている。ただ、現地現物も簡単なようで難しい…

歴史に学ぶということ

筆者は一種の歴史マニアである。世に歴史好きは多いと思いますが、本当に歴史に学べていますか?確かにビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いましたよ。でも、ここで言う歴史って何でしょう?例を項羽・劉邦の抗争に取って見ましょう…

ヨーロッパ人は狩猟民族??

筆者の嫌いな言い方に「西洋人は狩猟民族で、日本人は農耕民族」というのがあります。よく、結構えらいおじさんが、「ほら、彼らは狩猟民族だから金融なんかでも抜け目がないんだよね。そこへいくと、日本人は農耕民族だから・・・」なんていっていますよね…

はじめるにあたって

皆もすなるブログと言うものを我もしてみむとてするなり・・ではないですが、遅ればせながらブログを始めたいと思います。そもそもは、知人のブログに反応しているうちに、それならば自分でも書いてみたら、と勧められたのがきっかけです。それにしても、始…